花王すみだ事業所にてパック会を開催

2017年8月25日にPackaging CAE Forum 2017(通称:パック会)を、花王すみだ事業所にて開催し、食品、飲料、消費財、化粧品、製缶や印刷など包装設計と構造解析に携わる20社40名にご参加いただきました。今年で5年目となる今回のパック会では、花王ミュージアムの見学の後、講演会を行い、アルテアからは包装容器の解析技術について、花王、ライオン、食品会社2社からは各社の取り組み事例を紹介しました。また、懇親会では株式会社テラバイトによる筋骨格モデリングシミュレーションAnyBodyの展示が行われました。

 KaoPack.jpg

写真1:パック会での取り組み事例紹介の様子

 

参加された包装開発者からいただいた声を紹介します。

“各社がCAEを活用し成果をあげていることを知り、自社でも早急にCAE活用の検討を始める必要性を感じた”(製菓会社)
“他業種のCAEイベントに参加したことがあるが、包装業界の人たちはとても仲がよいので驚いた”(消費財会社)
“会社の中ではCAEは理解されにくいが、パック会に参加すると自分と同じような解析をしている技術者と会って、情報交換ができるので嬉しい”(消費財会社)

同花王すみだ事業所内で行われた懇親会では名刺交換や意見交換が活発に行われていました。パック会懇親会での名刺交換をきっかけに共同開発が始まった例もあり、貴重な情報交換の場としてご活用いただいています。

パック会は今後も開催予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

 Packaging CAE Forum 2017(通称:パック会)

写真2:プラスチックボトル自動解析ソフトPackaging CAE Manager展示の様子

Packaging CAE Forum(パック会)
パック会は包装業界におけるCAEの活用と企業の枠を超えた情報交換のため、花王、ライオン、大和製罐とアルテアエンジニアリングが2012年に活動を開始したフォーラムです。2014年にサッポロビール焼津工場、2015年にライオン平井事業所で開催されたほか、不定期のセミナーも行っています。2016年には、パック会で集まった意見をもとに開発したプラスチックボトルの自動化ツール『Packaging CAE Manager』(PCM)が、公益社団法人日本包装技術協会より第40回木下賞を受賞しました。

Packaging CAE Manager(PCM)
プラスチックボトルの座屈解析と陽圧 / 負圧解析を簡単に実行できる自動化ツールです。ボトル形状の入力と肉厚の設定のみで解析を実行でき、性能評価レポートとアニメーションを作成します。

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カテゴリー: イベント

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