アルテアのエンジニアがHyperMeshの新しいGUIを語る座談会の第2弾です。 *第1弾はこちら
今回は、新GUIのキーワード「使いやすさ」「自動化」「AIの活用」を踏まえて、具体的な機能や使い方を深堀します。
<前回のまとめ> 新GUIのキーワードは「使いやすさ」「自動化」「AIの活用」の3つ
- 使いやすさの面では、画面分割やコピー機能の進化に加え、日本語GUIにも対応が進んでいます。
- カスタマイズ性については、Python APIにより柔軟に拡張できるようになりました。
- そしてAI機能として、「PhysicsAI」「ShapeAI」「Co-Pilot」など、業務の効率化を支援する新機能が次々と登場しています。
登場人物
- デビッド:SWATチーム所属(アルテア本社開発部門。お客様の要望に合った機能を迅速に提供)
- 斉藤:シニアテクニカルマネージャ(自動車業界担当)
- 内倉:シニアテクニカルスペシャリスト(同じく自動車業界担当)
- 脇坂:シニアテクニカルマネージャ(航空宇宙業界担当)
- 小林:テクニカルマネージャ(電機・半導体業界担当)
<司会>
今回はアルテアのエンジニアの皆さんにズバリお伺いします。新GUIの“ここが便利!”を具体的に教えていただけますか?
<内倉>
新GUIでは日本語GUIが使えるようになったので、これが結構便利ですね。
<小林>
本当、便利ですよね。
<内倉>
英語GUIでないと動かない機能も一部残っていますが、日本語GUIでは説明が日本語で表示されるため、『なるほど、こういう機能だったのか』と日本語で理解が深められるので改めて使ってみよう!という気持ちになるのが、ありがたいです。
<斉藤>
「知る」と言えば、AIを使ったCo-pilot(Altair Co-pilot (β))も新GUIでの搭載ですよね。
<小林>
自分もたまに使っています。正直全部は覚えきれないくらい機能が多すぎて…。というか本当に機能が多すぎて忘れてしまうこともありますが。でも、そういう時に便利です。
<脇坂>
Co-pilotもありがたいですけど、検索(Ctrl+F/右上の検索ボックス)をめちゃくちゃ使っています。
<一同>
あぁ。検索は確かに使いますね。
<斉藤>
旧GUIでの操作に詳しい人には、特に、便利でしょうね。
<脇坂>
あと、マニピュレーターで直感的に形状変更などができるのは、かなり便利だと思います。
<一同>
わかります。
※下記図の白矢印がマニピュレーター(形状変更、移動などいろいろやれます)
<斉藤>
少し脱線するかもしれませんが、実は私、旧GUIほとんど触れていなくて…。新GUIでは、モデルブラウザのツリーから解析設定がほぼ全部できるじゃないですか。特に、右クリックから→クリエイトすれば、だいたい何かしら作れるじゃないですか。あれ、旧GUIでも同じようなことってできたのでしょうか…?
<デビット>
これは新GUIできちんと形になった機能なんですよね。新GUIではブラウザを全部合体させて、サブブラウザも合体させて、ついに『Oneブラウザ』になりました。これがまた便利でして。たとえば、接触とか、グループとか、セット系の操作も、右クリックでセットできるようになりました。
<斉藤>
モデルブラウザ1つで全部できちゃいますよね。
<デビット>
はい!右クリックするだけでカードを開いてくれる。旧GUIだと下のパネルでいちいち選んで…っていう手間がありましたけど、今は右クリックするとブラウザの下にエンティティエディタが表示されます、これは結構便利ですね。
<内倉>
あと、フローティングできるようになったのもすごく便利ですよね。画面を独立させて2画面あるじゃないですか?そのどこかにブラウザをピッと置いておくと、画面を広く使える。

<小林>
確かに、画面効率が上がりました。
<デビッド>
Version2025.1ではもっと便利になりましたよ。
<デビッド>
そんな感じで、最近のブラウザ、本当進化してますよね。ブラウザの中でいろんなことができるようになった。あと、各ブラウザの中にある項目を、例えば接触を作りたいなら、昔はそのパラメーターを全部手入力してたじゃないですか。それをConfigurationファイルで、パラメーターを事前に登録しておけば、新規で作る際にも自動でそのパラメーターを全部埋めてくれる、っていう機能も今は付いています。
<斉藤>
ああ、確かに。めちゃくちゃ賢くなりましたよね。
<デビッド>
材料とか、セクション、プロパティ、接触などのエンティティに関して、独自のデータベースを構築できるんですよ。
<斉藤>
そうすると、ヒューマンエラーも減らせますしね。
<デビッド>
そうなんです。特に、初心者の方とか毎回手入力しなきゃいけなかったら、ミスしたりすることも多いじゃないですか。そうしたヒューマンエラーも改善されます。
<脇坂>
あと、新GUIのレポート機能も割と使いやすい。
<デビッド>
元々は別のモジュールだったんですよね。それが、今、新GUIでは合体されて、計算を流して、評価して、そのままレポート作成までできるようなワークフローになっています。
<脇坂>
とっつきやすさも含めて、結構使えますよね
<小林>
後はHyperMeshに組み込まれた、AI系の機能ですね。PhysicsAIとかShapeAIとか。わざわざAI系のソフト、アルテアでいうとAI Studioのような別アプリを立ち上げなくても、AIで計算できるっていうのはいいですよね。これからどんどん事例が出てくるんじゃないかなと思います。
まとめ
今回ご紹介したように、新GUI便利なポイントは「日本語GUI」「Altair Co-pilot (β)」「マニピュレーターで直感的に形状変更」「右クリックでの操作」「フローティング機能」「レポート機能」「AI機能」など、操作性・生産性が向上する機能が満載でした。
- 日本語GUIで安心して操作可能。説明も日本語で表示。
- AIアシスタントAltair Co-pilot (β)に、日本語で質問可能。技術的な疑問に即アドバイス。
- マニピュレーターによる直感的な形状変更で、操作効率が格段にアップ。
- 右クリックで、選択中のエンティティに最適な機能へ即アクセス。
- エンティティエディタやブラウザをフロート表示。複数作業を並行しやすく快適な作業空間を実現。
- 「計算」→「評価」→「レポート作成」までHyperMesh内でワンフロー処理。
- AI機能のネイティブ統合。HyperMesh内でAIが計算処理を支援し、設計サイクルを加速。
次回の座談会では便利になった新GUIに慣れるためのノウハウを、アルテアのエンジニアからアドバイスさせていただく予定です。どうぞお楽しみに。
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