2025年3月12日(水)、丸ビルホール&コンファレンススクエア(東京都千代田区)で開催された「第26回日本国際金融システムフォーラム2025 ~社会・市場環境の変化に求められる金融DXとセキュリティ~」にて講演および出展しました。
G-MACとも呼ばれる当イベントは、金融機関・金融市場参加者のエグゼクティブ(役員、上級管理職)を対象に、最も関心を集める重要かつ最新のテーマについて取り上げ、そのテーマのスペシャリストによる講演を通して参加者の方々に情報収集、学習及び交流の場を提供しています。
今回のテーマは「DXとセキュリティ」。人口減少、顧客体験の変化、規制緩和による競争激化など大きく変化している環境では、高度なリスク管理、厳格な規制への柔軟な対応、業務効率化、デジタル資産・デジタル決済の普及による市場変化への対応、フィンテックとの競争等、金融機関にとっても生き残るためにDXが必要不可欠です。しかし、一方でデジタル化の進展はサイバー攻撃による社会の脆弱性の高まりをもたらしています。

アルテアは「金融機関における収益向上のための生成AI – ナレッジグラフの活用」と題したセッションに、三井住友DSアセットマネジメント株式会社 運用部 運用開発グループヘッド 廣瀬 勇秀 様、東京大学大学院 工学系研究科システム創成学専攻 教授 和泉 潔 様をお招きし、パネルディスカッションを開催しました。
まずはアルテア及川より、ご挨拶と弊社紹介、そして今回のパネルディスカッションの趣旨をご説明させていただきました。
パネルディスカッションのアジェンダは2つ。金融機関がどのように収益向上していくかをメインテーマに、実際の現場で生成AI活用をされている三井住友DSアセットマネジメント株式会社 廣瀬様、社会経済システムを最先端で研究されている東京大学 和泉教授とともに活発な議論が展開されました。
- 資産運用会社として生成AIをどう収益向上のために活用していくか。データガバナンス・セキュリティ面での適応は?
- 生成AIとグラフ因果推論の融合による投資戦略の最適化。AIエージェントとの関わり。

廣瀬様からは、資産運用会社としての生成AIの取り組み状況について自社開発のアプリケーションのご紹介を交えながら、自社業務における生成AIの活用についてお話しいただきました。社内で蓄積された企業情報、他社を含むファンド情報、経済統計、市場情報、アナリストコメント、市場コメントなどのデータを活用し、収益向上を目的とした効率的な生成AIの活用方法についてご説明いただきました。また、データガバナンス・セキュリティ対策の重要性についても強調されました。収益向上に向け社内データを有効活用するには、いかに生成AIに社内データを効率的に参照させるかが重要であり、その手段としてグラフテクノロジーが有効であるとお話されました。
和泉教授には、金融機関が収益向上を目的として生成AIを構築する際、因果推論とナレッジグラフの技術を組み合わせることで、データから新たな洞察を得て効率的な意思決定が可能になるとご説明いただきました。また、AIエージェントの活用についても言及され、AIエージェントとRAG、さらにグラフテクノロジーを有効活用する重要性についてお話しいただきました。今後、金融機関における生成AIの構築には、ナレッジグラフの活用が鍵となるとの見解を示されました。
セッションアンケートでは、パネルディスカッションを高く評価いただいており、今回の内容が皆様のビジネスの一助になることを期待しています。また、もっと聞きたかったという嬉しいお声もいただき、今後また別の機会にこのような会を開催できればと思っています。

展示エリアにおきましても、アルテアブースには多くの方にお越しいただきました。アルテアのデータ分析/AIプラットフォームAltair RapidMinerのひとつであるAI Studioはノーコード・ローコード機械学習ツールです。初学者からコードドリブンな方まで幅広いスキルレベルの方が活用できるソフトウェアです。また、AI Studioはワンプラットフォームで生成AIの構築が可能なソリューションであることから、各社部門単位でのクローズドな生成AI構築のための導入をご検討いただいています。RapidMinerプラットフォームには、データ準備、ノーコード・ローコードによる機械学習モデル構築、可視化、ナレッジグラフ、そしてSAS言語コンパイラ/マルチ言語統合開発環境と、データ活用に必要なツールが一貫して揃っています。
さらに、RapidMinerプラットフォームにナレッジグラフソリューションが追加されました。ナレッジグラフソリューションであるGraph StudioはAIエージェントとRAGと組合せることでより高度な生成を可能にします。

金融機関にお勤めのデータ活用にお困りの方、これから活用しはじめたい方、お気軽にご相談ください。
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