解析よもやま話【第43回:F1カーの衝撃解析】

前回はF1カーのロールバー強度は十分か、というテーマで実物に似せたFEMモデルによる解析結果をお見せしました。設計検討のためにはこのような単体のモデルで問題ないのですが、一般の方々にはちょっと実感が湧きづらいかもしれません。
今回はF1カーの車両形状モデルに前回解析を行ったロールバーモデルを取り付けて衝撃解析を行い、結果をInspire Studioでレンダリングしてみました。Inspire Studioのレンダリング機能を使えば、解析結果をよりリアリスティックに見せることができます。レンダリング機能は静止画像とアニメーションの両方に対応していますので、解析モデルや解析結果をリアルに再現できます。
車両形状モデルはSTL形式の単なる形状データで解析には何も影響しませんので、結果そのものは前回と同様です。図1はRadiossによる衝撃解析に用いたFEMモデルです。

図1FEMモデル

このモデルをInspire Studioで読み込んでレンダリングしたのが図2です。Inspire Studioにはプラスチック、スチール、ゴムなど標準的な質感と色調の材料と背景が用意されているので特にこだわらなければ簡単にこのような画像が作成できます。

レンダリングイメージ

図2 レンダリングイメージ

このモデルを前回と同様にひっくり返して路面上を横方向に滑っていく解析を行いました。結果のアニメーションをレンダリングしたのが動画1とロールバー部分を拡大した動画2です。実際の事故の状況にかなり近い動画が作成できました。

動画1

動画2

Inspire Studioはアルテアの解析ソルバーの多岐に渡る解析結果をレンダリングできますので、プレゼンや宣伝にぜひご活用ください。

本記事に登場するソフトウェアは、学生なら無料でお使いいただけます。

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カテゴリー: 学生フォーミュラ, 解析よもやま話

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