解析よもやま話 【第9回:欧米と日本の違い】

2014年4月28日にAltair JapanのFacebookへ投稿された記事の転載です。

yomoyama009こんにちは。Altairの中川です。
今回は技術的な話からちょっと離れて、欧米と日本の違いをお話ししようと思います。

欧米、特にヨーロッパでは自動車が文化として根付いているという点で、日本と比べて大きな差を感じます。

自動車の車体開発に携わっている人たちの間ではよく知られているのですが、Euro Car Bodyというイベントが毎年開かれていて、今年発表されたばかりの新車のホワイトボディーの展示と技術的なトピックの講演が行われています。


日本でも自動車技術会などで技術交流は行われていますが、これほどオープンなイベントはありません。もちろんヨーロッパの自動車会社でも社外機密は沢山あると思いますが、自動車という製品そのものの進歩のためには協力していく、という姿勢に感心します。
数年前に一度参加したことがあるのですが、発表者は講演のあと展示エリアへ移動し、ライバル会社などの技術者との質疑応答が行われます。皆さん実際の車体を見ながら非常に専門的な質問をしたりするのですが、それに対して展示側のメーカーの技術者も極めて正直かつ熱心に答えるのです。

画像:EuroCarBody 2014(http://www.automotive-circle.com/Conferences/EuroCarBody-2014

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カテゴリー: 解析よもやま話

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