ATCの開催報告は前回のブログをご覧ください。ここでは運営の裏話でATCを振り返ります。
成田空港から出られない件
前日の台風で成田空港が陸の孤島となり大きなニュースになりました。ここに閉じ込められていたのが、今回ATCのために来日した方々。アルテアのCOOやCTOだけでなく、スポンサーのオラクル社の方、イタリアとインドからも講演者が次々に成田に到着し、HELP ME!の連絡が舞い込みます。すぐに社員が車で迎えに出たものの、ピックアップできたのは22時近く。ホテルに着いたのは深夜とのこと…お疲れさまでした。
ステージの上にはLEDディスプレイが立っている
初日に来場された方はお気づきと思いますが、今回、左右のスクリーンのほか、幅8mのLEDディスプレイを設置してみました。これは中国ATCで幅20mのLEDディスプレイを見て衝撃を受けた社長が「日本もやろう」と声を上げたのがきっかけです。会場のテクニカルスタッフの方が面白いといってノリノリで打ち合わせをしてくださり、前日の設営は深夜まで及びましたが、良い雰囲気の中、いよいよ明日だというワクワク感が増してきました。
協賛ブースが全部「日本オラクル株式会社」のわけがない
今回のATCは13のスポンサー様にブース出展をお申し込みいただきました。前日にブースの机やパネルを用意しておくのですが、納品された箱を開けてびっくり。13枚の看板が全部同じ「日本オラクル株式会社」!このとき夜23時。印刷会社は営業時間外のため、仕方なく24時間営業の印刷会社を探して電話をかけますが、なかなか出てもらえず、その場にいた営業部長が「俺が直接行ってくる!」と駅の反対にあるキンコーズへ走っていきました。結局話がついたのは夜中の1時。朝7時頃、再度営業部長が印刷物を引き取り、手先の器用な社員たちが貼り付け作業を行い、なんとかスポンサー様到着の時間までに社名板の設置が完了しました。あまりのきれいな出来に、実はパネルの上に紙を貼っていると気が付いたスポンサー様はおりませんでした(後日パネル代は返金されました)。
受付システムを内製化するのは間違っているだろうか
今年はQRコードで受付を行いました。事前に登録者の方へQRコードをお送りし、受付のQRコードリーダーで読み込むと、来場記録が付くというシステムなのですが、これは完全アルテアメイドです。受付の効率化は以前から課題になっており、はじめは業者に依頼しようとしていましたが、見積もりを見て二の足を踏み、さらに既存システムとの組み合わせも悪かったので決めかねていました。その状況を見た弊社エンジニアがほんの5分ほどで仕様を思いつき、社内検証を経て内製を決意。その結果、QRコードリーダーをレンタルしただけの完全オリジナル受付システムが完成しました。
2日目の朝、講演開始10分前頃は受付の列がかなり長くなってしまったのですが、従来よりもスムーズになった受付システムで乗り切りました。
かんぺき!山田まいさん
初日は山田真以さんに司会をお願いしました。同姓同名の方が複数いらっしゃるみたいですが、この方です。http://www.vasp.co.jp/talent/3965.html
もともとは知人のアナウンサーにお願い予定だったのですが、とあるラジオ番組の収録日と重なっていたため、山田さんを紹介していただきました。背が高くて美人で、はじめの印象は若い元気系なのかなと思いましたが、過去の司会音声の落ち着いたプロのアナウンスを拝聴して即決しました。ATC当日も随時場に合ったトーンで落ち着いた進行をしてくださり、前日からバタバタしていたことを忘れさせる素敵な講演会を演出していただけました。
山田さんの写真を取り忘れる失態…
2日間で950名以上の方にご来場いただき、盛況な会となりましたのも、講演者の方々をはじめ、パートナー企業の皆様、ユーザーの皆様の支えがあってのことと、逆説的ですが、ATCを通して改めて感じました。ATCは、設営から受付・展示スタッフ、講演会場のPC切替からマイクランナーまで、すべてアルテアエンジニアリングの社員が行っています。社員全員でATCを作り上げ、お客様と交流を深めた今回のATCの経験を活かし、今後も視野を広く持って日頃の業務に取り組んでまいります。
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