大量のジョブを瞬時にさばくイベント型スケジューリング

長篠の戦いとスケジューリング

織田信長が武田の騎馬隊を打ち破った長篠の戦いでは、「三段撃ち」ではなく「先着順自由連射」の戦法がとられたのではないか、と言われています。「三段撃ち」とは火縄銃の弾込め、火付け、発砲の三段階で一斉に射撃する方法です。いっぽう「先着順自由連射」は、準備の整った人から自由に射撃する方法です。実証実験から、「先着順自由連射」の方がより多くの射撃ができることが証明されています。

同じことがジョブスケジューラの2つの手法、「サイクル型」と「イベント型」についても言えます。

サイクル VS イベント型の処理数の違い

スケジューラにはサイクル型とイベント型の2種類のジョブ実行方法があります。サイクル型は一定期間の間に受け付けたジョブを一斉に実行させる方式で、他社が採用しています。イベント型は、ジョブを受け付けたらすぐにジョブ実行させる方式で、Acceleratorをはじめアルテアのスケジューラが採用しています。

図にある通り、サイクル型のジョブスケジューラは、サイクルタイムの間、ジョブが実行されないので、EDAライセンスが使われない時間が生じます。いっぽう、イベント型のAcceleratorでは、ライセンス・マッチングと相乗効果を発揮して、すぐにジョブが実行されます。そのため単位時間内のジョブ実行数が増え、EDAライセンスを効率よく使える仕組みとなっています。

Acceleratorは大規模ジョブ数に対応

Acceleratorは、1日あたり100万に近いジョブを処理することが可能です。また非常に大規模なコンピュートファームで運用することができます。ある半導体会社ではひとつのサイトで67万コアのシステムで運用されている実績もあります。さらに、ヘッドノードをカスケード化し、より大規模なシステムを構築可能です。将来的には、さらに大量のジョブを扱えるように開発が進んでいます。

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カテゴリー: 製品情報

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