金融機関におけるRPAの促進

金融機関のRPA

ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)は、ロボット型ソフトウェアを使用して反復的バックオフィス業務を自動化し、財務報告におけるコスト削減、時間短縮、出力品質の向上を叶え、ビジネス活動の合理化を推進します。エンドユーザーや法規制の要件を満たすレポート形式を標準化し、データ変換の反復作業を自動化してRPAを実現しましょう。

データプレパレーションツールでRPAを導入したあるグローバル銀行

全世界でおよそ2000万人の顧客にサービスを提供する北米拠点のこの銀行は、純資産価値は約1.5兆ドル、年間収益は500億ドルにも達し、8万5000人以上の従業員を擁する巨大企業です。金融安定理事会(FSB)の「世界のシステム上重要な銀行」に選定されている世界的な金融システムの安定に欠かせない銀行のひとつです。
 

毎週コピー&ペーストでレポートを作成

同行では、これまで企業内の数十のアプリケーションやデータベースシステムに接続されたレポートリポジトリを使用していました。世界中の様々な地域や複数のビジネスユニットでこのシステムが共有されており、毎週これらのアプリケーションから何百、何千ものレポートを手動でダウンロードしていました。

ファイル形式は大抵テキストやPDFなどの非構造化データで、異なるアプリケーション間はもちろん、同じアプリケーション間でもレポートフォーマットに一貫性がなかったために、担当者がダウンロードしたテキストやPDFのデータを手作業でExcel形式のレポートにコピー&ペーストをして、調整、監査、財務報告、仕訳などで使用していました。

データプレパレーションツールAltair Monarchの導入

過去に同行のShared Finance Servicesチームには、大規模なプロジェクトでAltair® Monarch®(アルテア モナーク)を使用し、照合作業に費やしていた作業時間をひと月あたり1500時間以上(約50%)削減した実績がありました。

そこで、今回はRPAアーキテクチャを標準化し自動レポートモデリングを追加するため、MonarchとRPAプロバイダーとをやりとりする「ボット」を作成しました。このボットは、関連するアプリケーションやデータベースのファイルをメインのファイルリポジトリから指定のフォルダにダウンロードし、それらのファイルからデータを一括抽出するプロセスを自動化するものです。

抽出されたデータを、エンドユーザーや規制当局の要求を満たす何千もの標準化されたレポートフォーマットに自動変換するAltair Monarch Server Automation Editionは、コード不要のインターフェースなので、必要なレポート構造を定義するデータモデルを迅速に設計でき、新たに抽出されたデータがレポート要件と整合するよう自動化プロセスを設定できます。

3,000人月以上の工数削減効果

同行のエンタープライズおよび支払いのオペレーションチームはMonarchを導入してRPAソリューションを強化することで3,000人月以上を節約し、チームの人員やリソースを他の緊急の課題や分析作業に充てられるようになりました。さらに、Monarchはセルフサービス型なのでITチームを介する必要がなく、ITチームが財務アナリスト・チームをサポートするために要していた時間を300%以上削減し、新たな大規模セキュリティ対策に注力する時間を生み出しました。同行では、顧客データベースの増加に対応できるよう、簡単にスケールアップできるような実装としています。

【事例】MasterCardがセルフサービス型データプレパレーションでカスタマーエクスペリエンスを向上

 

Monarchについて

Monarchは、ビッグデータだけでなく、PDFやテキストファイルなどの非構造化データからデータを自動抽出し、データ抽出後はコーディング不要でデータクレンジング、変換、ブレンド、エンリッチメントを行います。スクリプトの作成も必要ありません。繰り返し行う作業を完全に自動化すれば、時間もコストも大幅な削減を実現することができます。

これまで時間をかけていた作業を大幅に削減し、データ分析やその他の意思決定など本来時間をかけるべき業務に時間を使用することができます。ビジネスを成功へ導くAltair Monarchは、現在30日間の試用版を無償提供中です。ぜひお試しください。

データプレパレーションツール

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カテゴリー: データアナリティクス

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