屋根の鋼材3次元モデル構造解析例
建設業界では、コスト、3次元CADや材料などの情報を盛り込んだBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)が広く使用されるようになってきました。BIMで詳細設計された鋼材3次元モデルに対して構造解析や地震応答解析をするとき、梁要素(ビーム)に変換したり接合部を簡素化したり解析の準備に時間がかかり、その割に精度の高い解析ができていないという不満を多く伺います。
3次元CADをそのまま構造解析
昨年末にリリースされたAltair SimSolidは、ラーメン骨組、鋼材3次元モデル、詳細設計もモデルの簡素化なしにそのまま構造解析できます。ボルト締結部も接触も自動で判定し、大規模アセンブリの条件設定を瞬時に行えます。
ねじ山が刻んであってもそのままのCADで解析可能
接合部を忠実に解析
従来は剛接合としなくてはならなかった接合部も、例えば下図のようにボルト止めのモデルのまま解析できます。ほかにも、ローラー、ピン、摩擦、メタルタッチなどの接合設定も表現でき、精度高く変位を確認することができます。
ボルト止め接合部もそのまま解析できる
詳細設計の地震応答解析
地震波形を荷重として地震応答解析も行えます。
解析時間を大幅短縮
ひとつの詳細設計を構造解析することを考えた場合、通常の有限要素法と比較し、メッシュを必要としないのでモデル作成時間がいらず、また計算も数十分の一の時間で完了するので、構造解析にかかる時間を大幅に削減できます。
構造解析にかかる時間の概念図
SimSolidの機能
解析機能 | 材料則 | 接合 | 結果表示 |
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対応CADフォーマット
CATIA、NX、PTC/Creo、SOLIDWORKS、SolidEdge、Inventor、Fusion360、Onshape JT、STEP、VDA、Parasolid、ACIS、PLMXML、CGR、STL
SimSolid無償トライアルへのお申し込み
SimSolidの無償試用版をご希望の方は、以下のボタンよりお申し込みください。またAltairでは、SimSolid以外にも建設業界向けのさまざまなソリューションがあります。お気軽にご相談ください。
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