英国から日本へ – 日本語検定N2合格を目指して

社員インタビューシリーズ第3回

今回は、日本オフィスでデータ分析製品のパートナーセールスを務める英国人、ロリー・ウォーカーさんに日本語でインタビューしました。

19歳の時、兄とリバプールの試合を観戦(2016年11月19日)(左)14歳の頃(右)

-1年前は英語で会話していましたが、今は日本語のコミュニケーションが当たり前になっていてすごいですね。以前から日本に興味があったのですか?

Rory: いえ、あまり日本のことを知らない、普通のイギリス人でした。子供時代は、サッカーやテニスの好きなスポーツ少年で、高校生のときにケガでスポーツを追及できなくなったことをきっかけに、ウェールズにあるスウォンジー大学(Swansea University)で、ビジネスマネジメントを勉強しました。ビジネスにかかわる幅広い分野の中で、データ分析についての基礎についてもかじりました。

2018年の大学卒業を目前に、日本で英語を教える「Jet Scheme(語学指導等を行う外国青年招致事業)」の募集広告を目にしたのが日本を意識するきっかけでした。

-実際には英語教師ではなく、英World Programing社の元社員として来日しましたよね。何があったのでしょうか?

大学卒業後、テニスコーチのアルバイトをしながら1年近くをかけて、日本語の勉強を始めたりと福井県で英語を教える準備を重ねていました。ところがコロナで計画が白紙になってしまい、知り合いの伝手でWorld Programing社のインターンをすることになったんです。

1ヵ月のインターン期間を経て正社員に採用されました。初めに任されたのは、コールオペレーターで、イギリスでのコールドコールは日本と違いとても厳しく、様々なスキルを学んだと思います。

その後、マナーを含めた営業スキルを学び、ISR(Inside Sales Representative:インサイドセールス代表)に昇格しました。2021年、会社がアルテアに買収されたことをきっかけに、Data Science Enabler(データサイエンス・イネブラー)として、データ分析の技術を学びました。

買収後に元World programing社員向けに個別面談が行われ、そこで訪日への熱意が消えていないこと伝えました。それを耳にした日本オフィスの上層部が検討を進めてくれ、移籍の話が進みました。LinkedIn(ビジネス系SNS)に拙い日本語で製品の紹介動画を掲載していたのがウケたようです。

手書き文字と遠回しな言い回しに苦戦

– 実際に日本へ来て、大変だったことは何ですか?

2022年8月から日本で働いていますが、一番大変なのは、やはり言語です。日本に興味があったといっても、日本のドラマやアニメを見ていた程度の勉強でした。ドラマは「結婚できない男」、アニメは「NARUTO -ナルト」、音楽はLisaを聴いていました。さすがに来日が決まった後の6ヶ月間はExchangeプログラムを使ってオンラインで勉強をしていましたが、来日時は基礎的な会話しかできませんでした。

今は週1で会社の日本語レッスンを受けていますが、丁寧語や尊敬語、読み書きに苦労しています。名刺交換などのビジネス作法で間違えることはありますが、上司や同僚がサポートしてくれているのと、相手がパートナー企業の方なので理解もあって、なんとかやっています。

アプリを使って漢字も勉強していますが、簡単な活字が読めるようになった一方、手書きの文字が全然読めません。

– 仕事上、イギリスとの違いを感じることはありますか?

お客様の表現方法が違います。イギリスでは、製品が気に入らない、要望に満たしていないと、ネガティブなことでもその場で直接感想を教えてくれますが、日本では「検討します」「相談します」など、答えがあいまいなこともあり、ニュアンスを汲み取れないことがあります。

いい面としては、イギリスでは花金の飲み会はほぼ義務感で参加していましたが、日本では飲みに行くことは多いものの、義務感は皆無なことです。

日本語検定N2合格とCountry Managerを目指して

上司と草トーナメントにも出場

– 日本に来てよかったことは何ですか?

日本語が上達したことです。先日家族が来日したのですが、旅行をしながら通訳してあげられたのをとても嬉しく感じました。

また、イギリスにいるころには日本のことをさっぱり知りませんでした。東京の清潔さ、電車がぴったりの時間に来ること、安全性などのいいところをたくさん知ることができたことも来てよかった理由の一つです。深夜まで飲んでいても、ロンドンのように緊張感を感じなくてもいいですし、一人暮らしの自分には最高です。

イギリス時代はほぼ在宅勤務でしたが、日本では週に2~3日程度出社しますので、上司や同僚と顔を合わせる分、仲が良いと感じますし、アルテアはいい人ばかりで、文化の違いに配慮して色々教えてくれます。

– 休日はどう過ごしていますか?

テニスやジムへ通って体を動かすことが好きです。アルテアのテニス部は結構レベルが高くて、最近は同僚と一緒にテニスの草試合にも出ています。地元のサークルにも入りました。年齢層は高いのですが、そうした人との交流も楽しんでいます。

有名な京都、箱根、富士山、大阪、長野など行きましたが、ライトアップされた秋の清水寺は本当に美しくて感動しました。まだまだ行きたい名所はたくさんありますが、次はぜひ北海道でスキーをしたいと思っています。

– 日本で働きたいと思っている人へのメッセージをどうぞ

「Please study a lot of Japanese before coming to Japan. It is a waste to see people speaking only English when they come to Japan. Japanese people are very kind to those who study Japanese hard, even if they are not very good at it.」(来日前に、たくさん日本語を勉強してください。日本に来ても、英語ばかり話している人を見ますが、もったいないです。下手であっても、日本語を一所懸命勉強している人には、日本人は優しくしてくれます。)

今後の目標はありますか?

Country Manager(アルテア日本法人の社長)になりたいです!(笑)

その前に直販営業も経験したいです。今は日本語が未熟なので、理解してくれるパートナー向けの営業ですが、もう少し日本語が上達して敬語が使えるようになったら、ぜひいろんなお客様と話してみたいです。

せっかく日本語を一生懸命勉強しているので、まだまだ日本にいたいと思っています。とりあえずの目標は、日本語能力試験のN2合格です。

 

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カテゴリー: アルテア課外活動, 学生フォーミュラ

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