Altair Monarch に助けられた話

私事ですが、Altair Radioss に与える初期応力テンソルに対して、ちょっとエクセルで演算しなくてはならない事情が発生しました。 

しかし Radioss に限らず、一般的に FEM ソルバー入力ファイルというのは、余計な文字列が入っていたり、情報が複数行に渡っていたりするので、Excel で演算するには不向きなフォーマットになっています。数十万データあるため、とてもじゃないけど一つ一つ手計算することは不可能です 

 

そこで私が助けられたのが Altair Monarchです。Monarchでは特定の文字列を起点として、カーソルで選んだ範囲を変数として取り込むことができます。下の図は応力成分 σxx を取得しているところです。

 

取り込み状況が即座に反映されるので、調整しながら確実に値を取得できます。

 

もちろん取り込んだ結果をエクセルに書き出せます。私はこの結果、エクセル上で自由に演算できました。

 

まとめ

余計な文字列(ソルバーカード)の入っていて、情報が複数行にわたっているためそのままではエクセルに読み込めないソルバー入力ファイルを、Altair Monarchを使い、必要情報を抜き出したエクセルデータにできました。

ソルバー入力ファイルが正しいかどうかなどをエクセルで計算する必要がある場合はAltair Monarchが役に立つかもしれません。それでは。

 

Altair Monarch 製品情報はこちら

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カテゴリー: データアナリティクス

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