「どこまで使える、HyperMesh?」シリーズ
HyperMeshを起動してみてください!
その後、次のようなポップアップウィンドウが立ち上がります。このポップアップウィンドウは何でしょう?

図1. ユーザープロファイル設定ウィンドウ
その質問に答える前に、HyperMeshについて一言で表すと、
「HyperMeshは、HyperWorksのソルバーだけでなく、サードパーティのソルバーで使用できる入力ファイルを生成する汎用プリ処理ツールです」。
HyperMeshはソルバー汎用として使用できるように、各ソルバーが使用するキーワードやinputファイル形式を1つのファイルにしてあり、これをTemplateと呼びます。
先ほどのユーザープロファイルというポップアップウィンドウで、今後使用するTemplateを指定できます。
一般的には、Applicationの項目はHyperMeshのままで、使用するソルバーを選択して作業を行います。
そのApplicationの部分を見ると、いくつかの項目があります。

図2. ユーザープロファイルポップアップウィンドウ中のApplicationsオプション
使用したいソルバーに合わせてinputファイルを生成する必要があるので、ぜひ!作業をする前にユーザープロファイル(前述のTemplate)を適切に指定してください。
もしも間違えて、ユーザープロファイルを設定せずに作業した場合はどうすればいいですか?
この時は慌てずに落ち着いて上部にある (Loadユーザープロファイル)をクリックします。
次に、作成したメッシュまたは荷重に対してソルバーに合ったキーワードに更新します。ユーザープロファイルを変更しても、すでに作成したモデルにはそのキーワードが適用されない場合があります。
まず、メッシュについての情報を更新したい場合は、下の1D、2D、3Dメニューの下にあるelem typesパネルを利用してください。

図3. Elem typesパネル*
* 該当する図は、ユーザープロファイルと選択したEntityによって異なります。
1D、2D、3Dの要素タイプ別にキーワードが表示され、適切なキーワードを先に選択し、希望する要素を選択します。その後、updateボタンを押します。
荷重に関する情報を更新するには、下のAnaylsisメニューのlaod typesパネルで作業できます。このプロセスは先ほどと同じです。

図4. Load typesパネル*
*該当する図は、ユーザープロファイルと選択したEntityによって異なります。
このように更新してから、モデルが持っているEntityに関する情報を確認するにはどうしたらいいのでしょうか?(ちなみに、EntityはHyperMeshで作成、変更できるすべての対象物を意味します。)
いくつか方法がありますが、その1つはCard edit機能を利用することです。
Card editパネルでEntity情報を確認、修正することができます。
下部のツールバーに、 (Card Edit)アイコンを確認できます。

図5. Card Editパネル*
*該当するパネルの画像は、選択したEntityによって異なります。
ここで確認したいEntityを選択してeditボタンを押すと、キーワードとそのキーワードが持っている情報を確認できます。
たとえば、IDが60のelementをクリックして確認すると、次のようになります。
– Element のキーワード
– Element ID
– 構成している Node ID
– そのキーワードに追加できるオプション
追加設定できるオプションは、キーワードによって異なります。
どのような内容を設定できるかを確認したい場合は、オンラインヘルプでそのキーワードを検索してみてください。
以下の場合には、CQUAD4というキーワードを検索すれば詳細確認が可能です。

図 6. 選択した要素の情報を確認する*
* 該当する図は、ユーザープロファイルと選択したEntityによって異なります。
*本ブログは、Altair Koreaのブログ「HyperMesh 제 1편 – 어떤 솔버를 이용하여 작업하시나요? : User profile 설정 」を翻訳したものです。
カテゴリー: Altair Global Blog, Tips