前回の厚紙を使った簡単な干渉チェックで問題となった「ナンバープレートの角度」と「取り付け部分の出っ張り」を直して、3Dプリントしてみます!
1回目
出っ張りをなくし、角度も調整しました。
本番用に印刷する前に、安いPLAのフィラメントでテストプリントしてみることにします。たまたま社員のMさんが3Dプリンターを購入したという話を耳にし印刷をお願いしてみたところ、ご快諾いただけました!
Mさんに印刷してもらった部品は1つ20g!本番用ではないとはいえ、軽くて感動です。PLAとはいえ触ってみた感じも壊れそうにないです。実際に取り付けてみます。
残念ながら、取り付けられませんでした。写真は手で無理やり押さえています。バイク本体側のボルトと干渉しており、取り付け穴の間隔も少しだけずれていました。
また、取り付け部が後ろに向かって尻すぼまりに斜めに配置されていることが分かりました。まっすぐのつもりで設計していたので、ナンバープレートを取り付けるための穴がプレートと合いません。
やはり実際に3Dプリントした部品でチェックすると細かな点まで分かります。取り付けられないという悔しい結果になりましたが、結果を踏まえさらに調整していきます。
2回目
ナンバープレート取り付け部の設計寸法と実物から計測した寸法から取り付け角度を算出して反映させます。PolyNURBSはボックスで構成されているので、各点を移動させてモデルを修正していきます。
アセンブリして解析を実行してみます。
- 応力コンター図(最大応力2.86MPa)
- 変形図(最大変位0.49mm)
- 振動モード図(モードⅠ振動数40.86Hz)
また最小安全率は15.7でした。問題なさそうです。
2回目
またMさんにお願いして3Dプリンターで出力してもらいました。取り付け結果がこちらです!
無事取り付けることができました!しかし、バイク本体との隙間が気になります。また、ナンバープレートとタイヤが近すぎるため修正が必要です。
ナンバープレートの角度にも余裕があります。
次回こそは、隙間部分などを修正して完成としたいと思います!
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